シルエットリフト(美容・エイジングケア)

今まで使われていた糸は、フェザーリフト・スレッドリフト・アプトスなどと呼ばれているギザギザのものでした。このギザギザの棘を皮下に通すことで、リフト効果が期待されていました。しかし、糸は皮下を通っているのみで、両端が固定されていないため、手術後に糸が皮下で逆方向に折れ曲がったり外れたりすると、リフト効果が非常に弱くなってしまいます。また、棘がチクチクする感覚の原因になることがあるのも欠点です。

シルエットリフトの糸には、体内で溶けてなくなる（生体分解性ポリマー）やわらかいコーン型の支えが取り付けてあるため、360度立体的に皮膚を引き上げることができ、少ない本数の糸で広範囲かつ強く長持ちするリフト効果が得られます。また、糸の上端をこめかみの側頭筋という筋肉の膜に固定し、その部分でつり上げた糸がしっかりとささえられるので、下がった頬を強力に上方に引き上げる効果があります。（従来のアプトスのようなタイプの糸はどこにも固定しないので支えとなる部分がなく、リフトアップ効果もごくわずかのため当院では行っておりませんでした。） さらに、手術の後に糸が外れたり、皮膚を突き破って出てきたりといったトラブルの心配もありません。コーンが吸収された後は、糸の周囲に新生した組織で支えられ、リフト効果が継続します。

タルミが少し気になる方
大がかりな手術に抵抗がある方